最近では夫から妻へだけでなく、妻も夫に対してハラスメントと言えるような態度が問題になっています。妻のモラハラで肩身の狭い思いをしている男性も多いのではないでしょうか。ここではモラハラ妻との離婚や問題解決について説明します。
Contents
1. モラハラ妻の特徴
1-1 自分が立場が上だと思っている
モラハラをする妻というのは、普通の女性と明らかに異なる特徴があります。それは夫よりも自分の立場が上だと思っていて、配偶者に対して威圧的な態度になっています。
普段の生活の中でも、いつも自分は悪いと思っていません。最初は妻の性格だから仕方ないと割り切って一緒に生活していても、それが長く続くと男性は窮屈に感じてしまうでしょう。何でも夫が悪いと押し付けるような態度や言動が続くと、精神的にも肉体的にも、結婚生活に疲れてしまいます。かつ、子どもまでも自分の味方にしようとするとひどいストレスになります。
1-2 自分が正しいと思っている
そういう妻は、給与を管理しているなどの有利な立場にあって、常に正しいという主張をしてくる傾向があります。モラハラの特徴でもあるのですが、常に自分がやることは正しい、相手は間違っている、と勝手に思い込んでいるところが、恐ろしいのです。通常であれば、自分のここがこうだから相手とうまくいかないのかなあ…などとい自問するはずですがそういうところがないのです。
妻が威圧的な態度で自分が正しいと思い込んでいると、夫は、自宅での居場所が無くなってしまうかもしれません。仕事から帰ってきても、妻のせいで気持ちも身体も休まらず、ストレスを抱えてしまいます。ずっとストレスを抱え込んでしまうとうつ病などの精神的な病気になってしまうこともあります。
1-3 平気で嘘をつく
モラハラの傾向がある妻は、平気で事実と異なる話をすることもありえます。常に自分のほうが立場が上だと思っているので、立場が逆転しないように、本当のことを言わず、自分の都合の良いように平気で嘘をつく傾向があるのです。夫は嘘をついていることに気づかなくて、言われたことを鵜呑みにしながら生活する場合もあります。
常に自分が正しいと思っているのも嘘をつく要因のひとつで、自宅だけでなく、職場の同僚や友達などに向けて、夫が浮気をしているとか、金遣いが荒くて困っているとか、家のことを一切手伝ってくれないなど、自分は悪くない、全て夫が悪いという印象操作をするのです。周りの人から自分に同情してもらいたいという思いが強くなればなるほど、嘘をついて事実と異なる話をする傾向があります。
1-4 夫を自分の扱いやすいようにコントロールする
自分のほうが上と考え、自分が偉いと思っているので、自分の思い通りにできないと嫌で、夫を扱いやすいようにうまくコントロールしようとします。極端に金銭的な管理をし、外出禁止にしたり、外部との連絡をさせなかったりして、束縛するのです。
自分の都合の良いように勝手にルールを作ってしまうのもモラハラ妻の特徴で、夫をマインドコントロールしていきます。最終的には妻からDVを受けるようなこともあります。生活の中で自然とコントロールされるので、被害者は疲弊します。
2. なぜ妻がモラハラをするのか
2-1 夫が受け入れすぎる
夫がすべて受け入れるという真面目さがあり、妻からの様々な行為に対して我慢して受け入れてしまうと、妻のモラハラ行為がどんどんエスカレートしてしまいます。そうなると、妻は自分のほうが上だと思い込んでしまい、結果的にどんどん行為が加速していきます。
妻に対してもしっかり対等に物事を言える関係であれば、その都度問題を解決していけますが、とにかく反論せずに全てを受け入れようとすると、夫婦間のバランスが崩れてしまう原因となります。
2-2 妻の我慢が募っている
妻の性格でモラハラになってしまうこともありますが、夫婦生活の中で妻が夫に対して不満を募らせた結果、感情が爆発して、夫をターゲットに八つ当たりしてしまうこともあります。結婚した当初は優しかった妻が、結婚生活が長くなって、小さい我慢の積み重ねが許容範囲を超えてしまうことで、夫が気付いたときには言葉のDVをする妻になっていることもあります。
2-3 性格的な問題
もともと対人関係で自分が上でないと気が済まない性格なのかもしれません。相手よりも立場が上だと思うのが常で対等な友人関係がつくれないとか、嫉妬深くちょっとしたことでもしつこく食いついてくるような女性は、結婚後の生活の中ではモラハラ的行動をする傾向があるようです。
3. モラハラ妻の対処法
3-1 ハラスメントだということを正直に伝える
モラハラに該当する行為でも、妻はそれを当たり前だと思って夫に接していることが圧倒的に多いので、モラハラ行為と分からせるためにも、やってはいけないことを伝えるようにしてください。気づいていないから、八つ当たりなどの行為がエスカレートしている可能性が高いです。
DVまでエスカレートしないためにも、ちょっとでも言動や行動がおかしいと思ったら、我慢せずに、正直に「嫌な思いをしている」「つらい気持ちになっている」ということをしっかり伝えてください。そこで、自分が悪かったと理解してくれたら、反省をして、それ以上の行為をとどめてくれる可能性があります。
3-2 妻の言いなりにならない
なんでもかんでも妻の言う通りにしていると、それが当たり前だと思ってしまい、妻のほうがどんどん支配的になってしまいます。妻はあなたを何も自分で決めない人と思い込んでしまうかもしれません。理不尽なことを言われたら、それには従わないことも重要です。
既に、妻にモラハラの兆候が出ていることを感じるようになったら、全てを受け入れるのではなく、距離を置いてみてから、冷静に明白にそれは悪いことであるという意思表示をしないとハラスメント行為は止まらないでしょう。
3-3 子供が悲しんでいることを伝える
もし夫婦間に子供がいるなら、妻が暴言や暴力をふるっている姿を見たら、子供が悲しんでしまうことをしっかり伝えてください。夫に対して攻撃的になったとしても、子供が可愛いと思えるなら、自分の行為を恥じて止めるはずです。
子供を利用するというわけではありませんが、子供がいるからこそ、夫婦間でギクシャクすることなく、平和で楽しく幸せに生活しなければいけないことを理解してもらう必要があります。それでも妻の行動が止まらず暴言が止まらないなら面前DVとして児童相談所に通報することも考えましょう。
3-4 妻のストレスを溜めさせないようにする
もし妻がDVやモラハラをしているようなことがあれば、それはストレスが溜まっているからかもしれません。溜まっているストレスを解消したくて、夫に八つ当たりしている可能性があります。
あまたは仕事が忙しくて、家事を全て妻に任せっきりになっているようなことはありませんか。妻は黙って家のことをやっているかもしれませんが、不満が溜まりに溜まった結果、それが爆発することで、DVやモラハラ的行為に発展することもあります。
妻の日頃の不満に夫が気づかないことが多いなら、何か不満があれば教えてもらうようにしてください。少しずつ妻の不安を解消するだけでなく、夫が自分のことを理解しようとしていることをわかってもらえれば、少しずつ状況が良い方向に変わっていきます。
3-5 専門家に相談する
解決策を見出せずに状況が深刻化しているのであれば、被害がひどくなる前に、別居や離婚という方法があるので、弁護士に相談することをおすすめします。暴力があるなら警察に通報をしなければいけません。
自分ひとりではどうすることもできないような状態であれば、専門家に相談するために、常日頃からモラハラやDVの証拠を集めておきましょう。妻が理解してくれて、円満に離婚ができれば問題ありませんが、もし話し合いがまとまらなければ、離婚をしなければ精神的ストレスからあなたが壊れてしまうかもしれません。